先日乾燥カモミールの袋を開封したら、飼っているうさぎがクンクンと匂いにやたら反応する…。
うさぎってハーブ好きなのかな…?と思い調べてみたら、うさぎはハーブのように香りの強い葉っぱ(香味野菜)が大好きだということがわかりました!
ピーターラビットのお話ではカモミールが出てきます。うさぎとハーブの相性は良いのかもしれない。
わくわくしながらカモミールをうさぎの口元に持って行ったところ、全く食べてくれませんでした…(笑)まぁ、うさぎは好き嫌いが多い動物なので仕方ありません。
今回は、うさぎが食べられる・食べられないハーブの種類をまとめました。期待されている効果効能の部分も書籍を参考にしながら記載します。
うさぎが食べられる主なハーブの種類と効果効能
まずは、うさぎが食べられるハーブの種類からまとめていきます(ほとんどのハーブはOKです)
基本的にうさぎには食にはかなり繊細なので、食べられるハーブだとしても与えすぎずに少量をおやつ程度に与えるようにしましょう。
ミント、レモンバーム、カモミール、バジル、イタリアンパセリ、ローズマリー、パクチー、ヨモギ、しそ、オレガノ、タイム、セージ、フェンネル、ルッコラ、クレソン、ラズベリーリーフ、マルベリー(桑の葉)、たんぽぽ、などなど。
ハーブは薬効がからんでくるので妊娠中のうさぎには与えない方が無難です。生まれて数ヶ月の子うさぎも、生野菜やハーブを食べるとお腹を壊しやすいので要注意です(4ヶ月以降と言われています)
今回の食べられるハーブは書籍「よくわかるウサギの食事と栄養」を参考に記載しています。
その他、実際に食べているところの動画を貼っているので、ぜひ併せて参考にしてください。
ミント(シソ科)
うさぎはミントが大好きみたいです。
ミントにもいろいろ種類がありますが、甘い香りのするアップルミントをおいしそうに食べている動画がありました。
下の動画ではけっこうバクバクと食べていますが、個体差もあるので、まずは少量を与えて様子を見るようにしたいですね。
ペパーミントの方が薬効が強いので、スペアミントやアップルミントの方がおすすめという口コミもありました。
消化促進、殺菌、鎮痛・鎮静、リフレッシュ効果など。
レモンバーム(シソ科)
レモンに似た香りがするシソ科のハーブです。緊張やイライラを改善すると言われています。
私の家でも育てているので、うさぎが食べたら報告しますね。
鎮静、強壮、発汗、利尿効果、抗ウイルスなど。
カモミール(キク科)
カモミールは、ローマンカモミールとジャーマンカモミールがありますが、ハーブティーの原料として一般的に利用されているのはジャーマンカモミールです。
りんごのように甘い香りがすることが特徴で、古くから「薬草」として使われ人々の心身を癒してきたハーブです。
ピーターラビットのお話で、お母さんがピーターにカモミールティーを飲ませるシーンもありますね。
好きな子は好きみたいです。いいなぁ…(うちの二羽は食べてくれなかった…)
抗炎症、抗アレルギー、鎮静、抗菌作用、抗真菌作用、抗酸化など。
うさぎ用のカモミール売っていました!
バジル(シソ科)
バジルもいろいろな種類がありますが、一般的に多く出回っているものはスイートバジルです。
食用でよく使われるので馴染み深いです。バジルは香りが強いので、まずは少量で様子をみたいですね。
食欲増進、抗菌、抗炎症、利尿、駆風(お腹にたまったガスを排出)など。
イタリアンパセリ(セリ科)
イタリアンパセリは、葉っぱが平たいパセリで、クセが少なくて食べやすいハーブです(カールしているものはモスカードパセリ)
ビタミンCやミネラル、カリウムが豊富なので美容に良いと言われています。
うさぎとイタリアンパセリを検索したら、美味しそうに食べている動画がたくさん出てきました!
駆風作用、利尿、殺菌、血圧効果、解毒など。
ローズマリー(シソ科)
なんと抗酸化作用が強くて若返りのハーブと呼ばれている、ローズマリーも食べられるそうです!
ローズマリーは、お料理から美容まで幅広く使われていて、古代ギリシャやローマ時代から、記憶力を高め若さを保って老化を防ぐハーブとして薬効を信じられてきました。現代ではアルツハイマーに効果があるという研究もあります。
ローズマリーの美味しさがわかるなんて、贅沢なうさぎちゃんです
抗酸化作用、血行促進、抗菌、鎮痛、抗けいれん、消化不良への効果など。
パクチー(セリ科)
パクチーは、カメムシのような独特の香りがすることから、好き嫌いがはっきりと分かれるハーブです。デトックス効果が高いと期待され、美容面でも注目されています。
うさぎはなんとパクチーも大好きみたいです!なんとグルメ!
消化促進、食欲増進、健胃、駆風、去痰、解毒、抗菌、防腐、鎮静作用など。
大葉(シソ科)
うさぎは和ハーブもいけます。大葉が好きな子はけっこう多いみたいです。
Bカロチン、ビタミンC、カルシウムが豊富です。
抗菌、防腐作用など。
うさぎが食べられないハーブの種類
うさぎはほとんどのハーブを食べることができます。
しかし、毒があるもの、ネギ属性のハーブは食べられませんので注意してください。
ハーブだと、チャイブ・エシャロットなどは、ネギの仲間なので与えるのはNGです。ニラもダメですね。
ハーブを栽培するには何がおすすめ?
個人的に、ハーブを栽培してうさぎに与えることを考えるなら、以下のハーブをおすすめします。
- アップルミント(またはスペアミント)
- イタリアンパセリ
- 大葉(シソ)
- バジル(夏シーズンのみ)
ミント類は、丈夫で手間がかからないですし、どんどん成長するのでたくさん収穫できて一番おすすめです。バジルも夏の間だけですが育てやすいですね。
イタリアンパセリや大葉は、お料理に活躍する幅が広いですし、うさぎも好き嫌いが少ないのではないかと思います。
しかし必ず食べるとは限らないので、一回市販のハーブを少し与えて食べるか確認した方が良いですね。
うさぎに与えるハーブを購入するときには、無農薬のものを選ぶようにしてください。うさぎは体が小さいので、悪いものを摂取すると健康面に影響してしまいます。
まとめ:うさぎの食欲がないときにおすすめ!
家で飼育しているうさぎは、本来「牧草(チモシー)」と「ペレット」だけ与えるので十分とされています。
それでも個人的にお野菜やハーブなどの嗜好品を与えることのメリットは、うさぎの具合が悪くなって何も食べてくれなくなったときに、うさぎの大好物を知っていることで与えることができることだと思っています。
ハーブは特に香りが立つので食欲増進の効果がありますね。お水などを飲めなくなってしまったときは、お野菜・ハーブなどを食べてくれれば水分を補給することができます。
ハーブは薬効がからんでくるので、与えるときはくれぐれも慎重に、体調が万全のときを見計らって少量ずつ様子を見るようにしてくださいね!
まずは、うさぎ用ハーブで試してみてね!
▼ハーブの成分については、以下の記事にまとめています。